What's new !(新規作成迷彩)
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陸上自衛隊の迷彩。 |
USMCダックハンターパターン(表側)。第二次世界大戦(太平洋戦争)でアメリカ海兵隊に使用された迷彩で、俗に、ダックハンターパターンと呼ばれています。 迷彩生地は、表側に緑系・裏側に茶系の迷彩がプリントされたリバーシブル仕様。主に南太平洋地域での効果を考慮して考案されています。 色味の異なる何タイプかが存在しています。 ベトナム戦争でも一部では使用されていたようです。 米軍の迷彩らしく、韓国・トルコなど多くの国で、この迷彩のコピーが作られ、使用されました。 テント用の緑味の強いものが存在します。 大きいサイズは、こちら。 |
USMCダックハンターパターン(裏側)。 大きいサイズは、こちら。 |
ウッドランドパターン。フォトショップで作り直してみました。 ヨーロッパの針葉樹林帯での効果 を期待して開発された。何種類かバリエーションがあるようです。 一昔前までは、米陸・海・空軍と海兵隊で使用され、あまりにも一般的であった。 米軍で別の迷彩が採用されてからは、あまり見かけなくなりつつあるが、出回っている数は、相当数であろう。 大きいサイズは、こちら。 |
陸上自衛隊試験運用中?の砂漠迷彩。 |
ポーランド現用デザート迷彩。パターンは現用パンサーパターンと同じですが、カラーは砂漠用です。最近各国の砂漠迷彩を見られるようになり、入手もできるようになってきました。 |
航空自衛隊砂漠迷彩。swanさんから画像を提供して頂きました。某駐屯地のPXにて販売されていたそうです。 |
チェコ現用デザート迷彩。2カラーで、現用Vz95パターンの砂漠カラーバージョンです。 |
●迷彩について〜私的な総評〜 ■迷彩は本来、兵士の生命を守るために研究され、様々なトライアルやテストを乗り越えて考案(採用)される物ですが、多分に芸術的な要素を含んでいるように思えます。
■第1次世界大戦の頃から、迷彩は意識され始めたようです。ドイツ武装親衛隊(SS)が世界で最初に迷彩服を制式採用してから様々な迷彩が登場しました。第2次戦中には、色々な迷彩が研究され、今日の迷彩の起源(ルーツ)になっています。ほんの最近まで、多くの迷彩は、この頃の迷彩の発展型または、そのコンセプトの域を出ていませんでした。
■迷彩(CAMOUFLAGE)を効果で区分すると、大きく分けて2つの効果があります。 また、さらに細かく区分わけすると、 1 隠蔽色(相手に認識されないための迷彩) 2 広告色 (目立つ色、相手に認識させてはじめて効果がある色)
■迷彩をパターン(模様)で区分してみました(迷彩図鑑独自の見解も含みます)。 1 斑点型(親衛隊斑点迷彩起源) 2 まだら型 3 ウッドランド型(元はと言えばライバーマイスターが起源) 4 WWU英国デニソンスモック起源の(影響を受けている)タイプ(ハケで書いたような物) 5 砂漠型 6 写実型 7 その他特殊な物
以上のようになります(個人的な見解です)。
■ヨーロッパ諸国では、隣接した国々が異なった迷彩を採用していて興味深いです。 ■迷彩は歴史的背景が大きく影響しています。かつての支配国(植民地)や支援国の迷彩をそのまま受け継いでいたりすることが多いです。 また、同盟関係のある国(特にアジアやアフリカで顕著)の迷彩と類似の迷彩を採用していることも多いようです。(例:韓国とアメリカ) ■一世代前までの傾向として、自国の迷彩を更新する際に、米軍ウッドランドタイプを採用している国が増えています。 1 この迷彩は汎用性が高く優秀な迷彩ではあるため、研究されてより効果の高いものを追究していくうちに収斂的に類似の迷彩を採用するに至った。 2 名実ともに世界最強の軍隊であるアメリカ軍にあやかろうということで、類似の迷彩を採用した。生物学的に言えば、「ベイツ型の擬態」というやつです。 3 軍事大国から援助を得ていて、援助終了後も、そのまま同類の迷彩を採用・国産している場合。アメリカや英国の影響を、大きく受けている国が多いということです。 ■最近の傾向として、デジタルパターンの台頭が目立ちます。また、米国・英国など、多地域に展開している軍では、マルチカム系の「様々な環境下で効果のある迷彩」を採用しています。 ■UCPなどの迷彩は、実効果はあるのであろうが、背景に溶け込むことが重視されていない為、目立つような印象を受ける。着用者本人も、そういった印象を受けるだろうから、戦場では、実効果よりも、心理的な負担が大きいのかもしれない。 ■ただ興味深いのは、ハンティングやフィッシングなどの民間用の迷彩が環境や用途に応じて特殊化していることです。アドバンテージ社の、ウェットランドや、モッシーツリー、リアルツリーなどがそうです。どちらにしても迷彩は非常に魅力的な模様です。 ■迷彩図鑑では、今後も、興味深くそして魅力的な各国の迷彩を、出来るだけ実物に忠実に作成した迷彩テクスチャとして展示し、比較しながら研究していきたいと思っております。もし希少な迷彩をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非、画像をお送りください。今後の研究に役立たせていただきたいと思います。よろしくお願い致します。 |