迷彩壁紙-3(ウッドランド型)

 このカテゴリーには、ウッドランドタイプだけでなく、便宜上、DPM(ブラッシュパターン)タイプも含ませています。本来ブラッシュパターンは別に区分するべきですが、区分を単純化するためです。

 米国の迷彩ウッドランドは、汎用性の高い迷彩で、現在各国が類似の迷彩を採用している。
 迷彩は究極的には、人間をだますためのものである。 生物学的観点からすれば、ウッドランドを採用している各国は、名実ともに世界一の強大な軍事力を有するアメリカをモデルとした、ベイツ型の擬態であると言うことができるのではないでしょうか。(私見)

 ウッドランドパターン。フォトショップで作り直してみました。
ヨーロッパの針葉樹林帯での効果 を期待して開発された。何種類かバリエーションがあるようです。
一昔前までは、米陸・海・空軍と海兵隊で使用され、あまりにも一般的であった。
米軍で別の迷彩が採用されてからは、あまり見かけなくなりつつあるが、出回っている数は、相当数であろう。

大きいサイズは、こちら

 ルーマニア迷彩チームFOLGOREの仁さんから画像提供頂きました。斑点を残しつつもウッドランド系です。ルーマニアの迷彩はこの他にも2〜3種類くらいありますが、どれも個性的で良い感じです。

 チェコ軍Vz95迷彩。緑を基調としたりーフ系のパターンです。鮮やかな黄緑がきれいです。生地は厚手で、ポケット数も非常に多く(上着;11個、パンツ;8個)、異常なまでに凝った作りになっています。タグには1997と書かれているので、既に5年以上前には採用されていたようです。大きい画像はこちらからどうぞ。

 ロシアのFLORA(フローラ)迷彩です。新型で、コソボ平和維持活動に参加しているロシア兵が使用している写真があります。色合いはショフィールド(Schofield)パターンに似ています。
  FLORAに限らずロシア迷彩は色の異なる数バリエーションが存在しますが、これらはバリエーションではなく、製造時期や製造工場(製造地方)によるロットの違いのようです。

 しかしロシアでは各種迷彩が混沌と使用されておりますね。上下バラバラなど当り前。

 カンボジア軍迷彩。以前UPした物は、中古品でしたので色が薄くなっておりましたが、今度は新品です。かなり鮮やかで濃い色のDPMです。
 ハンガリー軍の迷彩。ウッドランドタイプですが、独特のぼかし具合が特徴です。空挺は別の茶色系迷彩です。
 ポーランド軍の迷彩です。服自体、厚生地です。ポケットが多く、右腕×1、左腕×2、上衣前面×4ものプリーツ付ポケットがあります。また、エポレットも含めて全てのボタンは露出しないようになっています。パンツにはナイフポケット?まで付いています。
  よくよく見ると自衛隊新迷彩と配色が似ています。

 イタリア海軍特殊部隊コムスビンの迷彩です。実はサンマルコ海兵連隊と同じ迷彩のようです。風景をデジタル処理して作られています。この服はかなり凝った作りで裁断も独特です。毛布のようなライナーも付いています。 パンツはLycra混紡で伸縮性があります。ただ色落ちがひどいです。

※この迷彩は地中海パターンと呼ばれています。その他にも何種類かのバリエーションが存在します。

 カンボジア軍の迷彩(DPM)です。こちらは、パターン・色ともにイギリスとほぼ同じです。 東南アジア諸国では、DPMを採用している国が多いですね。
 こちらもsacomさんから提供いただきました! せっかくですので、新たに完全に作り直しました。

 フィリピン軍DPMです。パターンは、イギリス軍とほぼ同じ。色合いが米国のウッドランドに似ています。
  また、フィリピンでは、今話題のP-90も使っているようです。
 なお、この迷彩は、沖縄のsacomさんから戴きました!ありがとうございました。

 イギリス(英国)迷彩。いわゆるブラッシュパターン(DPM)。採用から逐次マイナーチェンジが行われ、バリエーション豊富です。
  自衛隊迷彩と同じく多くの風景をデジタル処理して考案されました。最近の流行です。デンマークやサンマルコ迷彩も同様です。

 アイルランド迷彩フランスの新迷彩を若干複雑にしたような感じです。
 これも鴨さんに写真提供いただきました。

 中華人民共和国のリバーシブル迷彩(表)。詳細は不明。表はDPMタイプのパターンですが、色調がよりグリーンぽい色が基調となっています。

 イラク軍迷彩の1種です。イギリスから輸出されていたとも聞きましたが、明らかに別物です。ジッパーなどの各パーツは鉄製で錆びてます。
  イラク軍はDPM、リザード、ウォーターパターン等々、多様な迷彩を使っておりました。

 米軍が、砂漠用迷彩・冬季用迷彩などを採用するにあたり、試験的に作られた迷彩のうちの1種。基本的にウッドランド(ERDL)の色調を落としたような感じです。この他、

 スペインの砂漠迷彩です。この迷彩パターンは、基本的に、俗にいう“アメーバ迷彩”のバリエーションです。その他、黒っぽい物、黄色っぽい物があります。

 南アフリカソルジャー2000迷彩(広域)です「Kamo's camouflage collections」の鴨さんからご提供いただきました!!正にチョコチップウッドランドという表現がぴったりですね。

 南アフリカソルジャー2000迷彩です「Kamo's camouflage collections」の鴨さんに写真を提供していただきました。またまたお世話になります。
 細部は不明ですが、 チョコチップ系のパターンで色はウッドランド系という感じの迷彩。砂漠からサバンナ、森林、市街地までカバーできそうですね。

 スイス軍の新迷彩です。上着のポケットは1つしかありません。あまり凝った作りではありません。迷彩としては、旧型の赤っぽい迷彩の面影が残るトゲトゲ模様がありますが、色調は暗く沈んだウッドランドのような感じです。

 ベルギーのジグソー迷彩です。ウッドランドを鮮やかにしたような迷彩ですが、あえて、白くプリント抜けしています。これがまた最高にいい感じです。当初、空挺での使用でしたが現在は前部隊で使用されています。ベルギー空挺は、NATOの演習に頻繁に参加しているため、練度が非常に高いそうです。

 イタリア海軍の誇る海兵隊、サンマルコ連隊の新迷彩です。 油絵の具のような周囲のぼかし加減がいい具合です。イタリアのアーティスティックな一面が垣間見えます。また、この白っぽい部分が、分断的効果を出しています。トンボで言えばコシアキトンボですね。
 服には脱着可能なライナーも付き、精鋭部隊だけあって、かなり凝った作りです。

 この部隊は、マケドニア軍と同様、イスラエルタイプのウェビングを使用しています。

 フランス軍の迷彩です。フランス軍はしばらく迷彩がなかったのですが復活しました。色彩は米軍のウッドランドとほとんど同じです。色違いで砂漠用があります。
 Organization of African Unity (OAU) unique camouflageです。中央アフリカのマイナーな国々で使われているそうです。パキスタン製で、パキスタンが国連の任務に就いた際にも使われたようです。一見ウッドランド風。
 ERDL迷彩です。俗に初期リーフ(グリーン)といいます。たまに古着屋でみかけます。非常にきれいな迷彩です。初夏の信州はこれしかないでしょう。
 同じくERDL迷彩のブラウンタイプです。これらの迷彩は、工場によって若干のパターンバリエーションがあります。またグリーンとブラウンの両方の生地で作られた製品もあります。ベトナム戦当時の迷彩です。黒っぽい部分は色落ちすると紫色になります。

 イタリア軍のデザートパターンです。パターン的には、米軍リーフパターンに似てます。イメージ的には、エジプト軍なんかと共通するものがあります。「Kamo's Camouflage collections」 の、Kamoさんに、写真をいただいて製作しました。お世話になっております。

 スペイン軍アメーバ迷彩です。第3帝國のライバーマイスター迷彩の流れを汲んでいると思われます。一見リーフっぽくもあります。しかし複雑困難を極める迷彩で、てこずりました。(-。-)y-゚゚゚
  「Kamo's camouflage collections」の鴨さんに写真を提供していただきました。お世話になりっぱなしです。

 オランダ軍迷彩です。風になびく草むらって感じですな。イギリスブラッシュパターンのコピーです。色合いは黄色身が強いです。


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