迷彩壁紙-5(まだら型)
 まだら系迷彩です。とりあえず作ってみました?!的ないい加減だったり、意味不明な迷彩が多いこのカテゴリーの中で、例外的に、オーストラリアの迷彩は完成度高し!
 USMCダックハンターパターン(表側)。第二次世界大戦(太平洋戦争)でアメリカ海兵隊に使用された迷彩で、俗に、ダックハンターパターンと呼ばれています。
 迷彩生地は、表側に緑系・裏側に茶系の迷彩がプリントされたリバーシブル仕様。主に南太平洋地域での効果を考慮して考案されています。
色味の異なる何タイプかが存在しています。
ベトナム戦争でも一部では使用されていたようです。

米軍の迷彩らしく、韓国・トルコなど多くの国で、この迷彩のコピーが作られ、使用されました。

テント用の緑味の強いものが存在します。

大きいサイズは、こちら

 USMCダックハンターパターン(裏側)

大きいサイズは、こちら

 オーストラリア砂漠迷彩です。イエロー型・ピンク型の2種類が存在します。チョコチップタイプは制式採用には至らなかったようです。
  この迷彩、「アフガニスタンで地雷処理作業中のSAS隊員が触雷して死亡」というニュースではじめて存在を知りました。

 ソビエト冷戦期の迷彩。ロシアになっても使っていました。第2次大戦のリーフ迷彩(細かい葉を敷き詰めたような迷彩)→タイプUリーフ迷彩(やや簡略化)→から発展した迷彩と思われます。色彩バリエーションがあるようです。

 これらの画像は、KLMKではなく、迷彩服を参考に作成しています。
※KLMKとは、夏季偽装用迷彩カバーオールの略です。迷彩の名前ではなく、被服の名前です。2ピ−スの物はMMK、1ピースの物はMKとなります。

 南アフリカ鉄道警察(SARP)タスクフォースの迷彩。迷彩全般的な印象はタイガーっぽい。南アのヌートリア戦闘服(ブラウン)に近い茶色味が強い迷彩。パンツにはUZI用弾倉ポーチが付くなど、変っています。(大)
 オーストラリア軍レインコートの迷彩。ペンキで汚れた作業服、という感じの迷彩です。

 トルコ軍旧迷彩。大戦〜朝鮮戦争期の米海兵隊の迷彩を参考にしているようです。韓国海兵隊旧迷彩ともパターンは酷似しています。色は、蛍光グリーンです。これは目立ちますね。 鴨さんからの画像提供です。

 フィンランド現用M90迷彩。同じ北欧のノルウェー迷彩を細かくしたようなパターンです。戦時中のドイツからの影響でしょうか?。パターン自体は国防軍のウォーターパターン、色彩は武装親衛隊スモックのオークリーフパターンを彷彿とさせます。

 フィンランド迷彩(70年代)。数色のバリエーションが存在するようで、これもその内の1つです。色彩は秋〜冬をイメージしているようです。パターン自体はM90になっても大きくは変化していません。

 中華人民共和国のリバーシブル迷彩(裏)。裏は、まだら迷彩で、韓国軍旧迷彩と似たパターンです。ポケットは裏表双方にあります。

 ポーランド空挺迷彩です。1960年頃、ポーランドの空挺部隊で使用されていたようです。俗にパンサーパターンといいます。ザイールのレオパルドパターンの親戚ですね。でもこれはどちらかと言うとウォーターパターンの進化系のようです。

 スペインの迷彩です。使用していた軍や時期は不明ですが、第2次世界大戦のドイツ武装親衛隊オークリーフ迷彩の影響を強く受けているようです。
 どうやらスペインは、複雑な迷彩が好きなようです。

 ROK(韓国)特殊部隊の迷彩です。1972〜1981年まで使用されました。見た感じはウッドランドっぽいですが、実際に着用している写真を見ると、タイガーパターンの1種のような印象を受けます。

Kohさんに詳細をお教えいただきました!!!感謝!

 韓国海兵隊の迷彩です。1960年〜1977年まで使用されていました。ROK陸軍でも、1977年〜1984年にかけて僅かに使用されていたようです。
 この迷彩は、パターンは米国海兵隊の迷彩由来のようです。色は自衛隊の旧迷彩に似ております(でも、迷彩の採用時期は自衛隊の方が後)。なお、韓国の現用迷彩はウッドランドパターンを赤くしたような迷彩です。

Kohさんに詳細をお教えいただきました!!感謝!

 インドネシアのスポット迷彩です。自衛隊旧迷彩的なカラーリングのまだら模様。あまりにコントラストが強いので、目立ちそうです。ジャングル内の木漏れ日のあるところでは効果がありそうです。

 自衛隊試作迷彩。旧迷彩から新迷彩への以降時期、試験的に?使用していた迷彩です。防弾チョッキなどに使用されている写真があります。色調は、15年位前に中田商店で売っていたウッドランドパターンのレプリカとほぼ同じ色です。

 自衛隊の旧迷彩です。近距離では極端に目立ちますが、遠距離では分断色的効果で比較的目立ちません。北海道のクマ笹地帯では効果があるという説もあります。月夜の晩には物凄い効果 があります。横にいる人を、気付かずに踏んでしまうほどです。
 航空自衛隊の迷彩です。実際、陸自の旧パターンの色違いってとこです。
 素材等についてswanさんより情報をいただきました。ややごわついた感じの厚手生地、特徴としては防帯電加工をしています。裁断は米軍BDU式の4つポケットのジャッケットに自衛隊65式 作業服のパンツという感じです。

 韓国の高校では、3年前まで、「軍事教練」という科目があり、その際に高校生が着用していた迷彩です。LIMさんという方からご指摘があり、訂正いたします。どうもありがとうございました!!
 また、Kohさんからは、実際に使用している写真を提供いただきましたが、この迷彩上下を着用し、制帽(学生帽?)をかぶっている物や、公園でこの迷彩を上だけ(または下だけ)着用し、くつろいでいる写真もある事から、ある種の体操服のような使われ方をしていたのではないかと考えられます。例えば、青ジャージのような感じです。

 しかしながら、バクテリアのような、染色体のような迷彩ですね。(^-^)

 オーストラリア軍の迷彩(その2)です。コアラやうさちゃんがいっぱいいてかわいい模様です。迷彩服は、上衣が薄い生地で、ズボンは厚手の生地です。
 装具類も結構凝ったつくりで、英式と米式の良い所取りのような感じです。脱落などは皆無でしょう!

 オーストラリア軍のAUSCAMパターン東チモールで大活躍!コアラやカンガルーのような模様がかわいいです。この迷彩の色使いはかなり明るめです。一見時代錯誤のようなパターンですが、効果は結構高いと思います。恵比寿のマッシュにありました。買ってしまいました。 (^_^;)
 ノルウェーの迷彩です。先日UP下ものより、パターンが大まかで色が濃くなってます。イタリア軍の旧迷彩に通ずるものがありますね。同じ北欧のフィンランドもこれに類似した迷彩を使っています。
  これも「Kamo's camouflage collections」のKamoさんに写真を提供していただきました。
 ノルウェー王国の迷彩です。大きめのまだら模様です。これはKamoさんから写真提供いただいて作りました。色落ちしているのか、薄めです。苔むした樹のような地衣植物のような、落ち着いたいい色合いですね。
 オーストリアの旧型迷彩です。この生地の裏側はウォーターパターンの色違いのような迷彩です。やはり、旧ナチスドイツのピー(えんどう豆)パターンの影響を受けていると思われます。この迷彩服は、パーカーとパンツがありますが、ODの戦闘服の上から着用する物です(パンツのポケットはスリットのみ)。
 スウェーデン王国の迷彩です。スウェーデンと言えば、飛行機まで、こんな迷彩です。かなり大柄で幾何学的な折れ線です。スウェーデンでは、試験的に、バラクーダパターンという物がありました。折れ線パターン上に、小さな真円のドットがあり、エッジをぼかしています。クロロフィルの光反射率にうまく適合するよう研究されていたようです。資料は少ないです。

 ロシアVSR迷彩です。なんだか気分の良い配色ではありません。センスも感じられません。旧ロシア諸国では迷彩の種類がたくさんあります。その1つと思われます。
 実は斑点迷彩的効果をもった迷彩です。

  俗に「スコーフィールドパターン」「ショフィールドパターン」等と呼ばれいる様です。
ロシアや旧ロシア諸国は、結構様々な迷彩を採用してます。手を出したら蟻地獄!
 ダッグハンターパターン。まだら模様ですな。
 旧ソビエト〜ロシアで使われていた迷彩です。一見デジタルっぽいこの迷彩は、デジタルパターン等といわれますが、実際は、WWUからの唐草模様の迷彩(ルーマニア等でも使用)を簡略化していった発展型のようです。
  アフガニスタンでも使用していた写真があります。色違いが色々あります。単純ですが日本の夏にはぴったりです。この迷彩服は麻袋みたいな布でできている物もあります。
 米軍がベトナム戦争中に多用したヘルメットカバーのリーフパターンの裏側です。枯葉の積もった林内での効果 が大きいです。
 ハンガリー軍の旧型迷彩です。これはソビエト迷彩のバリエーションとも考えられます。何と言いますか、もじゃもじゃ、いがいが、してます。イメージ的にはゴーヤ(苦ウリ)を連想させます。現在は、ウッドランドをにじませたような迷彩です。
 チェコスロバキアの旧迷彩です。この迷彩は「ヒマワリ畑での効果だけが絶大!」と酷評されております。しかし、中近東諸国でも使われております(まあ何でも使っているのですが・・・)。色違いも存在します。
IZMさんからの報告で、日差しが強く、照り返しの強い日の草原等での効果がかなり高いとの事!!ウッドランド系が暗く沈んでしまうのに対し、比較的明るい色調なのが良いのでしょうか?
 よくよく見てみると、ドイツスプリンターパターン起源である事が分かります。※そもそもスプリンターパターン自体、実はイタリアの迷彩が起源であるという説もあります。
 イタリア軍旧迷彩です。第二次大戦中に、一部の武装親衛隊が、この生地をイタリアから接収(掌握)し、迷彩 服を仕立てたことで有名です。最近までイタリアで使用されていました。
 このセンスのない迷彩は、陸上自衛隊の車両全般に施された迷彩です。実際はもっと大まかです。2色しか使ってません。しかもその2色の明度がほとんど同じなので、遠めにはただOD一色に見えると言う何のための迷彩か分からないと言う特色があります。
 第二次世界大戦末期、敗色濃厚となりながらも局所的な戦闘では奮闘していたドイツ機甲部隊の迷彩 。俗に霜降り迷彩という。


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